(この記事は2020年8月31日に更新されました。)

また今月も貯金ができないな…。

どうしてお金って減っちゃうんだろう…。

気付かないうちにお金が減るのは、マネーリテラシーが低いからかもしれないよ!
日本は世界でも屈指の先進国ですが、2020年の世界の幸福度ランキングでは62位と決して良い順位と言えません。
そして日本人の悩みのひとつには「お金の悩み」というものが外せませんが、このお金の知識である『マネーリテラシー』も日本は世界144ヵ国の中で38位と、先進国の中でも低い結果です。
今回はマネーリテラシーと幸福度の関係と、あなたのマネーリテラシーが低いのかを簡易的に知る方法や高め方をご紹介します。
マネーリテラシーは幸福度と関係


そもそもマネーリテラシーってなんなの?

なんでマネーリテラシーが低いと幸福度が低いの?
マネーリテラシーとは
マネーリテラシーとは、
- マネー(お金、金融)
- リテラシー(適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する)
という意味があります。
簡単に理解するなら「お金に対する知識と運用法」みたいな感じでしょうか。
つまり前述した通り、日本のマネーリテラシーは世界144ヵ国のうちに38位と、決して高くない結果ということになります。
日本は2020年のGDPで予測値で世界第3位という経済大国なのに、意外ですよね。
マネーリテラシーが高いと幸福度も高い
マネーリテラシーが高い国の上位5ヵ国は次のようになっています。
国名 | マネーリテラシーランキング |
デンマーク | 1位 |
ノルウェー | 1位 |
スウェーデン | 1位 |
カナダ | 2位 |
イスラエル | 2位 |
北欧地域が軒並み1位のポイントを獲得しており、次いでカナダとイスラエルが続きます。
ちなみに、イギリスは6位、ドイツは7位、オーストラリアは9位、アメリカは14位、韓国は77位、中国は97位という結果になっています。
アジア圏は低いところが多いですね。
そしてこのマネーリテラシー上位国の、世界の幸福度ランキングを見ていくと
国名 | マネーリテラシーランキング | 幸福度ランキング |
デンマーク | 1位 | 2位 |
ノルウェー | 1位 | 5位 |
スウェーデン | 1位 | 7位 |
カナダ | 2位 | 11位 |
イスラエル | 2位 | 14位 |
見事にマネーリテラシーのランキングに応じて、幸福度ランキングも相関していますね。
ちなみに幸福度ランキングの第1位はフィンランド(マネーリテラシーランキング:10位)、第3位はスイス(マネーリテラシーランキング:14位)、幸福度ランキング第4位はアイスランド(マネーリテラシーランキング:見つからず)でした。
マネーリテラシーが高い国は、幸福度も高い水準にあります。
ちなみに幸福度は、『主観満足度』が重要なようで、日本は自分の生活に満足している人は少ないのではないかと思います。
なぜお金の知識が幸せに繋がるのか、ぜひこちらの記事をご覧になっていただけたらと思います。
自分のマネーリテラシーを知ろう


マネーリテラシーが低いって言われても普通に生活してるだけだと、よくわからないよ。

そもそもどうすればお金の知識なんて身につくんだよ。
日本はマネーリテラシーが低いと言われても、お金のこととなると「お金の話 = 良くない話」という風潮が今もあるかと思います。
しかし自分の幸福度を高める方法のひとつとして、まず自分がお金に対してどれだけ知識があるのかを知るのがいいと思います。
簡易的にはなりますが、どのくらいのマネーリテラシーがあるのかを5問のクイズで調べることができます。

ふと、聞かれると少し悩む質問ですよね。
ちなみに名誉のために言っておくと、私は初回で全部正解することができました(笑)

30代男性、東京在住者の平均点が50点代ということで、この簡易的な検査ですがやはり日本のマネーリテラシーは高くはないと言えるでしょう。

日本人がみんな低いならしょうがないよね…。
などと思わず、マネーリテラシーと幸福度が相関するのであれば、なんとか底上げできるように頑張ってお金の勉強をした方がいいでしょう。
今からできるマネーリテラシーの高め方
今からマネーリテラシーを上げる方法は次のような方法があります。
家計簿をつけて支出を見直す
まずはお金の流れを知ることが重要です。
多くの人は、給与所得の人が多いので『収入』はすぐにわかりますね。
しかし『支出』に関しては、「どこでどのくらい使っているのか」を把握できていない人が多いと思います。
そこでまずは支出を見直すために家計簿をつけることをオススメします。
そしてその次に、社会保険や税金などについて学ぶのが良いでしょう。
ライフプランを想定して「見える化」する
ライフプランは、今後の人生において多くのお金が動くであろうイベントについて想定するものです。
例えば「結婚」、「住居の購入」、「車の乗り換え」、「出産」、「子供の教育費」、「老後の生活費」などについてです。
しかしこれは自分では想定しにくいものになってくるので、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのも良いかもしれませんね。
経済情勢や社会の動きをチェックする
もちろん日々の社会の流れについて知っておくことは、マネーリテラシーを高める上で重要になります。
私個人としては少額で『株』を実際に運用してみることもオススメしています。
株で日々の値動きをチェックするようになれば、自然と社会の出来事に目がいくようになります。
すると日経平均のチャートなどにも興味が沸くと思うので、実際に運用してみるのもひとつの手ですね。
これらが今すぐにできるマネーリテラシーの高め方です。
マネーリテラシーは、日々のお金の学びから高まっていくものです。
挫折しやすいかもしれませんが、まずは支出を見直すところから始めることで、お金を知るきっかけになるのではないかと思います。
終わりに
いかがでしたか?
「お金があれば人生は幸せ」というのは違いますが、お金が無いと欲しいものやできないことが増えて不幸に感じるというのは事実だと思います。
日本では適切なお金の勉強というものが義務教育では存在しないと思っています。
社会保険や税金を始めとした、社会人になったら切っても切り離せないものでさえ、義務教育では教えられません。
大人になってから自分で勉強しないと身につかない知識、なのに知らないと幸福度が下がるかもしれない大事な知識なのです。
まだまだ私も知らないことが多いので、一緒に勉強していきましょう!
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