(この記事は2020年9月4日に更新しました。)

障害があっても仕事したいのに、なかなか見つからない

やっと雇ってもらったのに、職場の人になかなか障害を理解してもらえない。

ならジョブコーチを利用してみよう!
せっかく障害を持っていても雇ってくれたのに、なかなか職場の上司や同僚から理解が得られずに働きにくいこともあるかと思います。
すると人間関係がうまくいかず、職場に居づらくなり、働くことが苦痛になってしまって体調を崩してしまう…。
もしかすると体験がある人もいるかもしれません。
そんな障害を持っていても頑張って働く人をサポートするのが『ジョブコーチ』です。
特に精神疾患があって働き方ん悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
ジョブコーチを利用して働く

ジョブコーチとは

そもそもジョブコーチってなに?
ジョブコーチとは「職場適応援助者」とも呼ばれ、障害がある人が入職した職場の仕事に適応できるよう相談に乗ったり、その相談内容を会社にうまく伝えて職場に定着させてくれるよう無料で支援してくれる制度になります。
どんなことを支援してくれるかというと、
- 障害特性に合わせた仕事探しの支援
- 就職後の仕事に関するアドバイスや支援
- 職場内のコミュニケーションに関する支援
- 仕事をしている中での体調や生活リズムの調整支援
- 職場での職務配置に関する支援
- 職場での障害に対する社内の啓発
などがあります。
かなり手厚く支援してくれるようですね。
一般的な職業案内では、仕事を案内して決まってしまえばそれで仕事は終了になるかと思います。
でも障害の有無に関わらず、実際に仕事が始まると職場の人間関係や業務で悩むことが多いでしょう。
特に障害を持っている人に関しては、より一層そうやって悩むことが多いと思います。
ジョブコーチの最終的な目標は、「障害者がジョブコーチを介在しなくても自然と上司や同僚に相談・支援を受けられる」ことです。
どんな人がジョブコーチの対象になるのか
ジョブコーチを受けられることができるのは、身体障害や知的障害、さらに精神疾患や発達障害、難治性疾患のある人などを持った人が対象になります。
この際に障害者手帳の有無は問わないようですが、ジョブコーチを受けるには障害者本人と雇用する事業主が双方同意していることが必要になります。
さらに職場に安定して勤務ができるという判断のために「企業で約1ヶ月以上かつ、週20時間以上働く見込みがある人」が対象になります。
ある程度は症状が寛解している人が対象のようですね。
もしもジョブコーチを利用したいと思う人は、求職登録しているハローワークまたはお住まいの地域障害者就業センターに連絡してみてください。
ジョブコーチを受けてみた人の声


でも実際にそんな制度を受けてる人なんているの?

もちろん受けている人はたくさんいるし、職場に定着している人もたくさんいるよ!
平成29年度では地域センターのジョブコーチによる支援実績は次の通りです。
このデータは平成28年10月〜平成29年9月までの実績になります。
- 支援対象者:3,641人
- 職場定着率(支援終了後6ヶ月時点):88.1%
この定着率、すごくないですか!?
10人支援したらほぼ9人が職場に定着できたようです!
さらに、実際にジョブコーチを利用した人の声を集めてみました。
「チームに直接言いにくい人でも、こういう汲み取りで仕事量バランスを調整できるのでありがたい。」
「ジョブコーチさんの支援、心の支えにして頑張る」
「ジョブコーチのフォローの元、いきいきとバイトに通っています。」
「企業実習にもジョブコーチさんがついてくれてます。心強いです本当に。」
「私は障害者なので、ジョブコーチがつき、とても親切丁寧にお仕事を補助してくださいます。」
ジョブコーチを利用した人の多くが、肯定的な意見じゃないかなと思います。
やはり親身になってくれるジョブコーチは本当に心の支えにもなり、本当に感謝しているという言葉を多くみました。
ただ、やはりジョブコーチとはいえ人なので、担当になった人との相性はあるようですが…。
それでも、やはり職場の仕事や人間関係について一人で思い悩み続けるのは精神的にも辛いと思います。
障害を持っていて仕事に関して思い悩んでいるなら、ぜひ相談してみてくださいね!
終わりに
いかがでしたでしょうか?
ジョブコーチの職場定着率の高さは上記した通り、とても高いものです。
離職しないで長く働けることは自立した生活や今後の職歴としても有利になりますよね。
だからこそ、これからのことを考えると勇気を出して相談してみるのが良いと思います。
相談やサービスの利用は無料なので、相談する敷居は低いのではないでしょうか?
一人で悩まず、ぜひ検討してみてくださいね!
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