(この記事は2020年9月28日に更新しました。)
将来のために貯金はできていますか?
日本は世界最大の貯金大国と言われています。
毎年ボーナスの時期には「何に使うか?」という質問の上位に『貯金』という答えがあります。
しかし実際にはどのくらい貯金ができているのでしょう?
今回は還暦を迎える世代がどのくらいの貯金があり、今の現役世代ができることを考えてみたいと思います。
今から備えればある程度の貯金はできる!
知識を入れて、実践していきましょう!
還暦を迎える約3割が貯金300万円未満


現状を知っておこう!
プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命が還暦を迎えた男女2000人に調査を行いました。
それは還暦を迎えた際の貯蓄額がいくらかというものです。
配偶者がいる場合には、それを合算した貯蓄額になります。
この調査での平均貯蓄額は3078万円となりました。
しかしこれはあくまで貯金の平均額です。
実際に貯蓄額ごとの割合は以下の通りです。
貯金額 | 割合 |
100万円未満 | 20.8% |
100〜300万円未満 | 11.6% |
300〜500万円未満 | 5.2% |
500〜1000万円未満 | 12.0% |
1000〜1500万円未満 | 11.9% |
1500〜2000万円未満 | 3.6% |
2000〜2500万円未満 | 8.2% |
2500〜3000万円未満 | 1.8% |
3000〜5000万円未満 | 9.9% |
5000〜1億円未満 | 8.0% |
1億円以上 | 7.3% |
以前から『老後2000万円問題』という話がありました。
2000万円以下と2000万円以上の割合を見てみると、
2000万円以下=65.1%
2000万円以上=34.9%
このようになりました。
そして表題にあるように貯金額300万円以下の割合は32.4%と、30%以上です。
前述した通り、還暦を迎えた人の平均貯金額は3078万円です。
つまり貯金がない人は本当にない、貯金がある人は平均貯金額を引っ張り上げるほど貯金があるということです。
つまり富裕層と貧困層はすでに二極化していると筆者は思っています。
さらに別の資料ですが、もちろん貯金額が少額の高齢者は生活が成り立ちません。
そのため生活保護を受給している人は半数は高齢者だとされます。
残念ながら生活保護の状態では、年に数回の旅行に行くなどの「豊かな老後」は難しいと思われます。
そのため、今のうちから貯金については意識した方がいいかと思います。
将来を想定した貯金の目安


月にどれくらい貯金すればいいか?
ここでの目標貯金額は一旦、『老後2000万円問題』に合わせて年金を受給できる60歳に2000万円貯めることとします。
現在30歳の会社員だとすると、
60歳 – 30歳 = 30年
2000万円 ÷ 30年 = 年間約66.6万円
66.6万円 ÷ 12ヶ月 = 月に約5.55万円
ということとなります。
30歳会社員の平均月収は約33.4万円、手取り金額は約23.2万円となります。
この中から約5.5万円を貯金に回すのは、なかなか大変だと思います。
もちろん毎月5.5万円を貯金に回さずとも、ボーナスから貯金に回すなどして年間の貯金計画は達成できるかもしれませんが。
会社で働いていると、月収を上げることは難しいと思います。
さらにこれからの時代は年功序列による昇給は望めません。
そうなると年収を上げる方法は主に以下の2つです。
- 転職する
- 副業する
転職の条件として年収が上がるものでなければ、転職しなければいいです。
副業は初期投資をしなくてもできることがあるので、色々と調べてみてもいいかもしれませんね。
参考までにこちらもご覧ください。
そして年齢から月々の貯金額の目安を立てる以外にも、次のような方法が参考になるかと思います。
どちらにしろ、豊かな老後を目指して、貯金を始めるということを決めることから始めましょう!
終わりに
いかがでしたでしょうか?
つい、給料が入ると使い切ってしまうこともあるかと思います。
それに何十年も先のことを見据えて今から行動することは、なかなか腰が重くもありますよね。
ちなみに月々定期預金している人もいるかと思いますが、定期預金の金利は年間0.01%かと思います。
これでは100万円を預けていたとしても利子は年間100円です。
貯金はしっかりと行いつつ、しっかりと投資の勉強をすれば年間数%の投資先もあります。
貯金で貯めることが一番大事なことですが、それをしっかりと運用できれば老後の2000万円程度であれば貯蓄できると思います。
豊かな老後のために今自分にできることからどんどん行っていきましょう!
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