クレジットカードの不正利用の原因と対策【悪者はどこにでも】

お金の知識

(この記事は2020年10月23日に更新しました。)


最近はキャッシュレス決済やクレジットカード払いがだいぶ多くなりましたね。


現金払いは今後も長く続くと思いますが、それでも今以上に少なくなるでしょう。


ただ、やはりどこにでも悪い人はいるものです。


支払いが便利になった分、それに応じて不正を働く人間が出てきます。


だからこそ、私たちは自分で自分を守るように意識しないといけません。


自分の身を守るために知識をつける!


自分が不正の被害に合わないようにしていきたいですね!


クレジットカードのセキュリティ

クレジットカードの不正利用の原因と対策.jpg
そう。さん

カード会社も頑張ってくれてるよ!


そもそもカード会社はどのようにして不正利用を食い止めているのでしょう?


不正利用を防ぐために、会社内部の対策だけでなくカード自体にもセキュリティがあります。


ICチップによるセキュリティの強化

そう。さん

以前よりも強化されてるんだね!


今のクレジットカードは『ICチップ』というものを使って情報を管理しています。


ひと昔前のクレジットカードは情報管理に『磁気ストライプ』というものが採用されていました。


しかしこれは『スキミング』というカード情報を盗む方法で簡単に情報が盗ることができていたのです。


ICチップでは、スキミングによる情報を盗むことができなくなり、さらにICチップは解析が構造上できません。


ICチップによりカードの情報管理が強化されたと言えるでしょう!



ICチップを採用されたクレジットカードでは、決済する際に暗証番号を求められます。


そのため暗証番号が漏洩していなければ、クレジットカードの不正利用ができなくなっています。


ワンタイムパスワードの利用

そう。さん

面倒ではあるけどしょうがない!


インターネットで銀行に送金することがある人もいると思います。


他にもAmazonなどでは、アカウントにログインする時にも登録した電話番号にコードが送られてきますよね?


あの機能が『ワンタイムパスワード』といいます。


従来のクレジットカードは、記載されている番号、使用期限、セキュリティ番号の入力で決済できました。


しかしワンタイムパスワードは決済の時々でパスワードが異なるため、セキュリティとしては非常に優秀です。


クレジットカードだけでなく、個人情報と結びついたことによりセキュリティが強化されています!


ちょっと面倒ではありますが、不正から守るということで納得しましょう。


不正使用検知システムの採用

そう。さん

これは心強いね!


クレジットカードの利用は、24時間365日カード会社から監視されています。


そしてカードの利用方法が不正な例と類似している時に、直接カード会社から連絡がきたり、お店に確認するなどをしてくれます。


カードの利用方法が不正な例としては、

  • ほぼ同時刻に複数のお店でカードを利用
  • 同一人物が同じ店で同じ時間帯に何度も利用
  • 同じ人が離れている場所でほぼ同じ時間帯で利用


などの例が挙げられます。


こちらが把握できてなくても、利用を止めてくれるのは心強いですね!


もしも不正に扱われていたとしたら、カードは利用できなくなります。


また誤認検知で本人がカードを利用しているのに、不正利用と検知されることが稀にあるようです。


その際には本人情報の確認が取れればすぐに解除されるはずです。


しかしクレジットカードと電話番号やメールアドレスが紐付いてない場合には時間がかかるかもしれません。


情報が紐付いているかを確認しても良いかもしれませんね。


クレジットカードの不正利用の原因と対策

どうやってクレジットカード情報がもれるのか?.jpg
そう。さん

原因を知って対策を練ろう!


カードのセキュリティに関しては、前述した通り飛躍的に強化されています。


しかしそれでも不正利用されるのは何が原因なのでしょう?


その手口を知って、普段から自分で気をつけておく必要があります。


盗難や紛失による不正利用

そう。さん

酔っ払った時とかは注意だね…。


盗難や紛失によってカードが不正利用されることがあります。


この場合、不正利用されるのはカード番号が安易なことが多いようです。

  • 生年月日
  • 電話番号
  • 「1234」などのわかりやすい番号


このようなものが利用されやすいようです。


さらにご高齢になると、番号を忘れないようにクレジットカードの裏に暗証番号を書く人もいるようです。


その場合、もし不正利用されても保障されないこともあるようなので、絶対に裏に書かないようにしましょう。


【対策】

◯使わないカードは自宅で保管

◯安易な暗証番号にしない

◯カードの裏に暗証番号を書かない

◯もしも紛失したらすぐにカード会社に連絡



スキミングによる不正利用

そう。さん

仕掛けるのはカードじゃなく…。


前述したように、カードに搭載されているICチップはスキミング防止に役立ちます。


しかしスキミングを仕掛ける機械も進化しますし、これからも大丈夫とは言えません。


さらに悪質なスキミングにはレジやATM自体に、情報を読み取る機械を付けることもあるようです。


例えば店の店員がクレジットカードを客の前から席を外し、情報を読み取る機械を使った例もあります。


お店だけでなく、温泉施設やホテル、スポーツジムなどでも起こっているようなので注意が必要です。


【対策】

◯カードを手放さないか、鍵のかかる場所に保管する

◯お店ではカードの所在をしっかり目で追っておく



フィッシング詐欺による不正

そう。さん

本当に気をつけないと…。


『フィッシングサイト』とは、国や大手企業の正規のホームページに似せて作った偽サイトです。


この偽サイトに個人情報を入力させて、クレジットカード情報やパスワードを入手します。


基本的にメールでサイトに誘導しますが、その際の誘い文句として

  • カードの利用期限が近づいている
  • カードが不正に利用されている
  • キャンペーンに当選しました


などの文言でメールが来ることが多いようです。


ちなみにクレジットカードの不正利用では、圧倒的にこのフィシング詐欺が多いようです。


ホームページは本当にそっくりに作っているので、本当に注意しなければいけません。


【対策】

◯メールの文面が変な日本語になっていないか確認する

◯サイトのURLが正規のサイトと一緒かを確認する



ECサイトからの情報漏洩による不正利用

そう。さん

最近はECサイトが増えてるしね…。


『ECサイト』とは、インターネット上で商品を販売するサイトのことです。


ECサイトでクレジット決済をしたとします。


不正する悪者は、ECサイトへ外部からアクセスしてカード情報や個人情報を読み取るのです。


このサイト側の情報漏洩は個人で防ぐのは難しいです。


大手のサイトでも情報漏洩は起こっていますしね…。


もしも情報漏洩による不正利用であれば、カード会社もしくはECサイトの運営者が保障するはずです。


【対策】

◯個人のネットショップの利用を避ける

◯海外のネットショップの利用を避ける

◯サイトのSSL化(http→https)の確認


以上がクレジットカードによくある不正利用の例になります。


全体的な対策としては、


◯クレジットカードの所在を把握しておく

◯明細から不正利用されていないかを確認する

◯個人情報を入力する時はメールやサイトの文面がおかしくないか確認する


◯もしもの時はすぐにカード会社に連絡する



これらのことが対策になるかと思います。


不正から身を守るためには、自分でも対策していないといけません。


絶対に自分は安心、ということはないのですから。


終わりに


いかがでしたでしょうか?


悪い人は、どこにでもいるもんです…。


しかも年々発達する技術に追随して、どんどん巧妙になります。


だから私たちが技術についていけなくなると、悪者たちの餌食になるのです。


餌食にならないためにも、私たちは普段から色々なことにアンテナを張ってないといけません。


自分の身は自分で守る。


これを常に心掛けていきたいですね!

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