(この記事は2021年5月3日に更新しました。)
街なかで見かける精神科と心療内科。
併設されることも多くありますが、明確に違いを知る人はあまりにないんじゃないでしょうか?
整形外科や外科の違いも、医療に関わったことの無い人にはなじみがないかもしれませんね。
そこで今回は精神科と心療内科の違いに関して調べてみました。
調べましたが、あくまで筆者は医師ではないためご承知おきいただけましたら幸いです。
精神科と心療内科の違い


自分も知らなかった😂
精神科も心療内科も、どちらも「心の病」を治療するための診療科目です。
でも2つに分かれているなら、何かしら意味はあるはずですよね。
この2つの違いは、
- 精神科:心が原因の病気であり、その症状も「心」に出る
- 心療内科:心が原因の病気であり、その症状は「身体」に出る
どちらも「心」が原因になりますが、その症状が表出するのが「心」か「身体」のどちらかに出るかで分かれるようです。
それではそれぞれを少し詳しく見ていきましょう!
精神科に多い原因や症状

精神疾患は、例えば次のようなものがあります。
- うつ病
- 強迫性障害
- 摂食障害
- 双極性障害
- 適応障害
- 発達障害
- パニック障害
- etc
落ち込みや不安などの誰しもが経験のあるものから、妄想や幻覚まで「心」で起こる症状が見られます。
他にも、
不安、抑うつ、妄想、幻覚、幻聴、不眠など
他にも薬物依存症や、アルコール依存症も精神科の対象になります。
心療内科に多い原因や症状

精神疾患に対して、心療内科の取り扱う疾患は「心身症」と言います。
心身症は「心」が原因となる心理的な要因から身体に症状が出るものが対象になります。
心身症は、例えば次のようなものがあります。
- 拒食症
- 過換気症候群
- うつ病
- 消火器心身症
- 睡眠障害
- etc
これらは精神疾患に見られるものもあるので、明確に分けるのは難しそうですね。
他にも症状としては、
倦怠感、疲労感、めまいや耳鳴り、下痢や腹痛、動悸や胸の圧迫感など
例えば「内科疾患かな?」と思って内科に受診しても内科は問題ないこともあるかと思います。
でも症状が続く場合には心療内科に受診するなど、「身体の構造」に問題がないけど症状が出ている時に受診してもいいかもしれませんね。
もしも迷ったなら…
出ている症状に対する診療科目に受診しても、原因が明確じゃなかった…。
そんな時は精神科か心療内科に相談するのがいいかもしれませんね。
でもどっちに行ったら…と迷うのであれば、前述した通り「精神科と心療内科」を併設している病院やクリニックなどもあります。
もしも明確に「精神疾患」または「心身症」かが明確になったら治療もスムーズにいくかと思います。
「あまり良いイメージがない」という方もいるかも知れません。
しかし一人で悩んで症状が酷くなるよりも、早く対処するようにしたいですね!
終わりに
いかがでしたでしょうか?
精神科や心療内科に限らず、内科や神経内科、整形外科やスポーツ整形外科、他にもわかりにくいものはたくさんあります。
そこで悩んで受診することをためらってる人もいるかも知れません。
もしもわからないことがあっても、大きな病院の総合受付などで対応してくれることもあります。
何よりも大事なことは、わからなくても早めに病院などの医療機関に受診することだと思います。
絶対に「耐えたらなんとかなる」など思わずに、早めに受診したいですね。
再度申し上げますが筆者は医師ではないため、ぜひ専門的なことは医師へ受診する際に質問していただくことをオススメします。
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