(この記事は2021年5月11日に更新しました。)
…皆さん、コロナ禍になってから運動出来てますか?
コロナウイルスによって感染を恐れて運動する人はやはり低くなりました。
2021年2月に行われた調査では、運動している人の割合は数値としてやはり悪化しています。
運動不足による弊害は、
- 太る(切実)
- 免疫機能の低下
- 生活習慣病の悪化
- 体力の低下
- ロコモーティブシンドロームへの入り口
他にも色々と考えられます。
また障害を持っている方は運動不足の方が多いとも言われており、日常生活の基礎能力にも影響が出てしまいます。
でも実際に、コロナウイルスによって緊急事態宣言が出されている中では運動しにくいですよね。
そこで今回は2021年に調査されたアンケートの紹介と、ウォーキングとランニングの適性方法についてまとめました!
コロナ禍での運動実施率がさらに悪化


周りにも配慮しながら運動を!
笹川スポーツ財団が2020年10月と2021年に全国の18〜79歳の約5000人に調査したアンケートがあります。
その結果がこちら

この調査では運動を行ったか、行った運動は何かという種目別の実施率を調べています。
- 2019年2月〜2020年1月「運動を行った」:54.3%
- 2020年2月〜2021年1月「運動を行った」:50.4%
やはり運動している人は、半数程度のようですね。
これよりも詳細なデータが無いため推察でしかありませんが、おそらく複数回答可能だと思うため、実際には半数以上が運動習慣が無いのではと筆者は思っています。
この他にも、種目別実施率を項目別に見たデータもあります。

散歩している人がワースト1位で下がり、その他の項目も軒並み下がっています。
やはり散歩は不要不急の外出として行いづらくなったというのはありそうですね。
感染を恐れて運動を行わなくなるというのは、やはりしょうがないことだと感じます。
では実際に運動を行う時に感染しないためにどのような配慮をしているのでしょう?
次に出す図は、運動する時に感染しないように配慮していることのアンケートです。

密にならないことや、自宅で行う、マスクを装着する、人との間隔を空けるなどしているようです。
- 2019年2月〜2020年1月「特に気をつけていることはない」:18.4%
- 2020年2月〜2021年1月「特に気をつけていることはない」:11.5%
コロナ禍前よりも7%程度配慮する人は増えているようです!
感染対策は周囲への配慮にも繋がるため、非常に良い傾向ですね。
ただ、それでも運動自体をしている人はアンケート上半数程度です。
前述した通り、運動不足による弊害は色々なことが起きます。
運動を始めるとしたらウォーキングやランニングというイメージが筆者はあります。
そこで次に筑波大学などで紹介されていたウォーキングやランニングの際の感染対策を紹介します。
マスクは必須?ウォーキング・ランニングでの感染対策!


マスクは必須…?
ウォーキングやランニングをする時、人と距離を取るように推奨されていますが、どのくらい距離を取ればいいのでしょう?
筑波大学が監修しているYouTubeで紹介していたのは、
前後:前の人と5m空ける
横:1.5m空ける
前後:前の人と10m空ける
横:1.5m空ける

【ルールを守って歩こう走ろう】感染予防しながらの運動の仕方基本編~最新の研究結果から知るだけで安全に運動ができ、免疫力を向上させ、2次健康被害を防げます~<筑波大学 久野研究室/企画・制作>
上記の通りになります。
歩いていることや走っていることで、後ろに向かって飛沫が飛ぶとのことですね。
もちろん横を向きながら話すことで横方向への飛散距離も変わるはずですが。
ただ、この動画が公開されたのが2020年5月です。
しかし2020年6月にWHOが「運動時のマスク着用は控えるべき」と表明。
そして日本感染症学会も一般向けに「ジョギング時のマスクは必ずしも必要ない」と提言しました。

どっち信じればええねん。
筆者も色々と論文を散見したのですが、ウォーキングやランニングとマスクに関する論文は見つけられませんでした。
ただ、筑波大の動画やWHOが表明したことで重複することは、「他人から距離(1〜1.5m)を取ること」です。
都会ではなかなか他人と距離を取ることは難しいかと思います。
ですが運動不足の弊害を避けるためにも、密集地帯を避けたウォーキングや自宅の中での筋トレなどは実践していきたいですね!
終わりに
いかがでしたか?
運動不足は長い目で見たら、どうしても健康や生活するうえでの体力など基礎能力を下げます。
現状はやはりコロナ禍のせいで、日本中で運動不足の人が増えている現状です。
完全に感染を回避するというのは、無人島でも行かない限りは無理でしょう。
なるべく感染リスクを下げたうえで、生活習慣の中に運動が取り入れたいですね。
ただ、世の中には根拠のないデマのような情報もあります。
知ったことを、自分で精査して見極める力もつけていきたいですね!
コメント