【最初のステップ】年金制度の基礎を学ぼう【障がい者の方へ】

各種制度

(この記事は2021年5月13日に更新しました。)


学校教育でも軽くは触れていたであろう年金制度。


でも実際に社会に出てみると、給料から勝手に天引きされてあまり意識しない人も多いかと思います。


給料明細では「給与総額」「支給額」には目が行くけど、「控除」の部分ってなかなか目が行かないですよね(笑)


日本の学校教育では、なかなか実際の現場に立ってから即理解できるほどのお金の教育はしていません。


だからこそ、実際に社会人になってお金の問題と直面することで、初めてお金のことを勉強しようと思います。


でも実際の年金制度を学びたいとなっても、厚生労働省の説明は『本当に!』わかりにくいです。


だからこそ今回は、年金制度の基礎に関してなるべく簡単にまとめましたので、ぜひ一緒に勉強しましょう!


年金制度の基礎を学ぼう


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そう。さん

学校で教わったのなんて記憶にないよ…。


そもそも公的年金制度について日本年金機構では次のように記載があります。

公的年金制度とは

年老いたときやいざというときの生活を、働いている世代みんなで支えようという考えで作られた仕組みです。日本国内にお住まいの20歳以上60歳未満のすべての方に、国民年金への加入が法律で義務付けられています(国民皆年金)。日本年金機構より引用


つまりすべての20歳から60歳未満の国民は強制加入となる『国民皆年金』となります。


老後やもしもの時のために皆で支え合おうという趣旨のもとで作られた制度なんですね。


この年金にはいくつか分類があります。


「加入している年金は何か」と「年金の種類」です。


それぞれ解説していきたいと思います。


加入している年金は何か


そう。さん

ちゃんと把握してる?


日本人はみんな一律で国民皆年金のために毎月年金を支払って(天引きされて)ます。


この加入している年金は、日本では段階性の仕組みになっています。


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年金の仕組みは、

  • 1階の基礎部分:国民年金
  • 2階部分:厚生年金
  • 3階部分:確定拠出年金などの私的年金


このように段階性となっています。


1階部分と2階部分は公的年金と言われ、普通の企業に勤めている場合は自動的に「厚生年金」に加入しています。


そのため厚生年金と一括になっていますが、「国民年金 + 厚生年金」の2つを将来的に受給することとなります。


また給料からの天引きも、「国民年金 + 厚生年金」で差し引かれています。


企業などに勤めておらずフリーランスのように働いている人は、「国民年金」への加入となります。


フリーランスや個人事業主の他に、特に年金の手続きを行っていない人も、「国民年金」には加入しています。


そう。さん

国民皆年金だからね…。


ちなみに3階部分はiDeCoなどの確定拠出年金になり、この部分は私的年金となります。


この部分は以前まとめたことがあるので、ぜひこちらをご覧ください!


年金の種類


そう。さん

次は年金の種類だよ!


年金の種類に関しては、以前軽く触れてみました。


年金は3種類に分けられます。

  • 老齢年金:65(60)歳以上になったら
  • 障害年金:種々の条件あり
  • 遺族年金:基本、国民年金に加入した被保険者が死亡したら


このようになります。


老齢年金と障害年金に関しては、別でまとめたものがあるのでぜひご覧ください!


「障害年金は働きながら受給も【精神疾患でも受給できます】」



「年金の繰り下げ受給は得か?【受給額とデメリットを整理!】」


ただ注意しなければいけないのが、これらの種類の違う年金は「同時に受給できません」


つまり、老齢年金をもらいつつ障害年金を受給するなどはできないため注意が必要です。


障害者の方に有利な年金のやり繰り


そう。さん

障害者手帳があるとなおよし!


前述した通り、年金に関しては「加入している年金」と「年金の種類」によってそれぞれ分類されています。


そのため障害者の方に有利な年金のやり繰りを紹介します!


国民年金納税の際の有利な点


そう。さん

法定免除は良いけど…


障害を負ってしまった方で、経済的に困窮していると国民年金の支払いが難しいこともあります。


その際に利用できるのが『国民年金の法定免除』です。


国民年金の金額は、社会保険料と違って日本人全員で一律です。

  • 平成31年度:16340円/月
  • 令和1年度:16410円/月
  • 令和2年度:16540円/月
  • 令和3年度:16610円/月


つまり年間だと20万円弱が国民年金で吹っ飛びます…。


『国民年金の法定免除』は一定の要件を満たしている方への、この国民年金が全額免除される制度です!


その要件とは、

  • 障害年金(障害基礎年金)の1,2級を受給している
  • 生活保護法で『生活扶助』以外を受けている日本国籍者
  • 生活保護を受けている外国籍者


…難しくなってきましたね。


国民年金の法定免除は、障害年金を受けている方であれば受けることができる可能性が高いです。


ただ、障害年金には『障害基礎年金』『障害厚生年金』という2つの種類があります。


何が違うかというと、会社に一定期間勤めていた人は『障害基礎年金 + 障害厚生年金』として障害年金を受給します。


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障害基礎年金の中では、精神疾患の重症度で1〜2級に分類されます。


しかし障害厚生年金の中で、精神疾患の重症度によって1〜3級に分類されます。


障害厚生年金の中で、精神障害者保健福祉手帳3級の方は『国民年金の法定免除』を受けることができません。


ごちゃごちゃしてますよね。


ちなみに法定免除を受けた場合に注意しないといけないのは、受給期間中は国民年金の1/2を支払っていることになります。


つまり国民年金を満額払っている場合と比べ、将来的もらえる老齢年金の受給額は少し減ることになります。


(障害基礎年金の2級が老齢基礎年金を満額払った状態と同じ位ですが、将来どうなるか…)


年金の種類による障害者の方が有利な点


そう。さん

いろんな制度がありすぎるよ…。


もちろん、年金の種類による障害者の方が有利な点は、『障害年金』です!


障害年金に関しては上述したものに加え、実際の手続きの流れもまとめたのでぜひご覧ください!


障害年金を受給するには【要件や受給までの流れを知ろう】


ちなみに障害年金自体は、障害者手帳が必須ではありません。


そのため、まずはお近くの区役所や主治医の先生と話してみるといいですね!


ちなみに本当に勘違いしている人が多いようですが、年金の種類は「障害年金」、「遺族年金」、「老齢年金」ですが、これらは2つ以上を同時受給できません。


注意しましょう!


終わりに


いかがでしたでしょうか?


年金は働ける人が働くことが難しい人をサポートするためのシステムです。


でも…本当に制度の仕組み自体がわかりにくい!


同じ言い回しなのにいくつも種類があって混乱しやすいです。


でも内容を知れば、本当に生活を助けてくれる制度ではあります。


そのためぜひわからないことがあれば、役所の人や社労士さんなどに相談してみましょう!


筆者自身への質問も、調べる時間さえいただけたら調べますのでこれからもご覧いただけたらと思います!

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